前回記憶の種類には「記銘」「保持」「想起」の3種類があることと、想起の運動方法について説明しました。(記憶の種類についての説明とトレーニング方法①はこちら)
今回は「記銘」と「保時」について説明します。記銘とは情報を記憶として取り込むことを意味します。冷蔵庫にリンゴがあるとして、リンゴという情報を脳に取り込みます。そして、その情報は必要か不要か判断されて、必要なら脳の中に情報が保管され「保持」されます。例えば買い物に出かけて冷蔵庫にリンゴがあることを覚えていたら、同じものを買わなくて済みます。情報が保持されていないと毎回同じ物を買ってしまいます。
記憶が保持される為には記銘が正常に働いて、この情報は必要だと判断されないと記憶情報は脳に残らず覚えることが出来なくなります。
アルツハイマー型認知症はつい最近のことが覚えられなくなる特徴があります。記銘力を司る「海馬」 と呼ばれる器官が情報を脳内に保存する役割があるのですが、ダメージを受けることで正常に働かなくなり、情報が全て脳内に入らず保持されなくなるからです。

アルツハイマー型認知症の方が物を失くしやすいのは、海馬が障害されていることで、置いた場所を覚えることが出来ない為です。家族や周囲の介護者が、認知症の症状について理解がないと「何度同じことを言わせるんだ」と喧嘩に発展してしまうので、本人には悪気はないことをしっかりと理解しないといけません。

記銘力を低下させないために記銘力をトレーニングお伝えします。
記銘力をトレーニングするためにはシンプルに暗記力を高めることが大切です。しかし、注意しないといけないのは「暗記した内容が必要なことか不要なことか」が大事になります。
人間は興味のあることは覚えやすく興味のないことは頭に入りません。しかし、これは記憶力が悪いから頭に入らないのではなく興味のないことは無意識に「覚える必要がない」と判断されたから脳内に記憶されなかっただけです。
例えると学生の時に全体朝礼で校長先生の挨拶をしっかり覚えている学生は少ないと思います。眠たい時に長々と興味のない話を聞かされて頭に全く入らなかったのではないでしょうか。
また、ご年配の方では毎日の様にテレビに出るお笑い芸人たちも興味がないと名前を覚えようとしない思います。
脳トレで記銘力の訓練をする時に、自分の興味のある分野を行った方が効果的です。歴史に興味のない人が歴史の穴埋めを行っても、次の日には忘れてしまっては、情報が脳内に保持がされていない証拠です。
脳トレのテキストをいやいやこなすよりも、お花が好きな人は、お花の図鑑を読んだりガーデニングの雑誌を読んで、次の日でも覚えていたり、第三者に覚えた内容を説明出来ると効果的に鍛えられます。
男性は競馬で馬の名前や騎手の名前を覚えることや野球選手の顔と名前や背番号まで覚えることの方が記銘力がしっかり鍛えられます。
以上の様に記銘力は情報を取り込む力で、保持は頭に留めておく力です。適当に買ってきた脳トレテキストを長々とやるよりも自分の好きな分野を、新しく覚えようとして、時間を置いても語れる様になると保持力も鍛えられます。自分にあった分野を見つけて取り組む様にしましょう。

今回は「記銘」と「保時」について説明します。記銘とは情報を記憶として取り込むことを意味します。冷蔵庫にリンゴがあるとして、リンゴという情報を脳に取り込みます。そして、その情報は必要か不要か判断されて、必要なら脳の中に情報が保管され「保持」されます。例えば買い物に出かけて冷蔵庫にリンゴがあることを覚えていたら、同じものを買わなくて済みます。情報が保持されていないと毎回同じ物を買ってしまいます。
記憶が保持される為には記銘が正常に働いて、この情報は必要だと判断されないと記憶情報は脳に残らず覚えることが出来なくなります。
アルツハイマー型認知症はつい最近のことが覚えられなくなる特徴があります。記銘力を司る「海馬」 と呼ばれる器官が情報を脳内に保存する役割があるのですが、ダメージを受けることで正常に働かなくなり、情報が全て脳内に入らず保持されなくなるからです。

アルツハイマー型認知症の方が物を失くしやすいのは、海馬が障害されていることで、置いた場所を覚えることが出来ない為です。家族や周囲の介護者が、認知症の症状について理解がないと「何度同じことを言わせるんだ」と喧嘩に発展してしまうので、本人には悪気はないことをしっかりと理解しないといけません。

記銘力を低下させないために記銘力をトレーニングお伝えします。
記銘力をトレーニングするためにはシンプルに暗記力を高めることが大切です。しかし、注意しないといけないのは「暗記した内容が必要なことか不要なことか」が大事になります。
人間は興味のあることは覚えやすく興味のないことは頭に入りません。しかし、これは記憶力が悪いから頭に入らないのではなく興味のないことは無意識に「覚える必要がない」と判断されたから脳内に記憶されなかっただけです。
例えると学生の時に全体朝礼で校長先生の挨拶をしっかり覚えている学生は少ないと思います。眠たい時に長々と興味のない話を聞かされて頭に全く入らなかったのではないでしょうか。
また、ご年配の方では毎日の様にテレビに出るお笑い芸人たちも興味がないと名前を覚えようとしない思います。
脳トレで記銘力の訓練をする時に、自分の興味のある分野を行った方が効果的です。歴史に興味のない人が歴史の穴埋めを行っても、次の日には忘れてしまっては、情報が脳内に保持がされていない証拠です。
脳トレのテキストをいやいやこなすよりも、お花が好きな人は、お花の図鑑を読んだりガーデニングの雑誌を読んで、次の日でも覚えていたり、第三者に覚えた内容を説明出来ると効果的に鍛えられます。
男性は競馬で馬の名前や騎手の名前を覚えることや野球選手の顔と名前や背番号まで覚えることの方が記銘力がしっかり鍛えられます。
以上の様に記銘力は情報を取り込む力で、保持は頭に留めておく力です。適当に買ってきた脳トレテキストを長々とやるよりも自分の好きな分野を、新しく覚えようとして、時間を置いても語れる様になると保持力も鍛えられます。自分にあった分野を見つけて取り組む様にしましょう。

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